オールスタークラシックの新会場である「霞ヶ浦トーナメントプレイス」について紹介します。「霞ヶ浦トーナメントプレイス」は茨城県美浦村の大山スロープ内にある施設名。2022年から「日本初のトーナメント専用会場」として運営されています。
■「霞ヶ浦トーナメントプレイス」が行なっていること
・大山スロープの管理
・トーナメント会場としての場所提供
・駐艇などのサポート
・レスキュー艇などによる湖上のトラブルシューティング対応
なぜ霞ヶ浦にトーナメント専用会場を設けようと考えたのでしょうか? 「霞ヶ浦トーナメントプレイス」代表の加藤栄作さんに聞きました。加藤自身もトーナメントアングラーであり、BMCやJB、W.B.S.などの試合に参戦しています(2023年はW.B.S.開幕戦で優勝)。
加藤「まず大きな目標からお話しします。プロスポーツとして認知してもらえて、トーナメントの賞金だけで食っていけるバスプロが何人も出るくらいの規模のバストーナメントを日本でも開催されるようにしたい。それが私の希望です。そのために何をするべきか……。まずは環境作りですよね。この大山スロープは日本最大級のスロープですし、『霞ヶ浦トーナメントプレイス』の敷地は関東最大級。ビッグトーナメントの会場として申し分ない立地です」
現在すでにBMCなどのトーナメントが開催されている霞ヶ浦トーナメントプレイス。加藤さんに今後の展望も訊きました。
加藤「徐々に桟橋や排水設備を整えて、飲食店も作っていけたらと思っています。霞ヶ浦の資源保護も課題です。ワカサギの放流などできることはやっていくつもりです」
この記事を書いている記者は霞ヶ浦トーナメントプレイスで開催されたトーナメントに何度か足を運んでいますが、驚いたのはランチングのスピード感です。一度に10台以上のバスボートが同時にランチングできる内水面のスロープを見たのははじめてのことでした。
また、レスキュー艇のレンジャーZ521Lが2台備えてあるのも素晴らしいことです。ここで開催した「ワイルドカード」では、トラブルで一時帰着した選手のボートの修理・パーツ交換などがスロープでスムーズに行なわれていました。
10年ぶりに新会場で開催されるバサーオールスタークラシック。「霞ヶ浦トーナメントプレイス」でどんな熱戦が繰り広げられるのか今から楽しみです。
霞ヶ浦トーナメントプレイスとその誕生の経緯について、Basser編集長の佐々木がインタビューしました
霞ヶ浦トーナメントプレイスのゲストハウス
室内から霞ヶ浦を臨む
広大な敷地にはヤシの木が植えられており、「稲ファルニア」という呼称でフォトスポットとしても人気
霞ヶ浦トーナメントプレイスを管理する加藤栄作さん。国内のバスフィッシングの発展に熱い思いを持っている
日本屈指の広さを誇る大山スロープ。バスボートのランチングが複数台同時に行なわれるため、スピーディーなトーナメント運営が可能
すでにBMCなどがここを拠点にトーナメントを開催している。写真の大型ウエイイン用トラックも完備
Basser Allstar Classic2024の詳細は特設サイトにて!