【バサクラ2025】青木大介、圧巻の完全優勝！「最強」を証明した2日間

2025年11月29日～30日の2日間にわたり、利根川・霞ヶ浦水系で開催された国内最大級のバストーナメント「Basser Allstar Classic 2025」。初日のリードを守り切るどころか、2日目にさらなるスーパーウエイトを叩き出した青木大介選手が、他を寄せ付けない圧倒的な強さで完全優勝を果たした。

僅差の初日から一転、北浦で見せた「異次元の強さ」

初日を終えた時点では、決して安全圏とは言えない状況だった。青木選手は江尻悠真選手と共にリミットメイク（3尾）を達成し首位に立ったものの、3位の川村光大郎選手とはわずか270g差。さらに10位の千藤卓選手までが1,260g差の中にひしめく大混戦であり、誰が勝ってもおかしくない緊張感の中で2日目は幕を開けた。

しかし、青木大介は強かった。「昨日リミットを揃えた北浦」へ迷いなく船首を向けると、8時前には早くも740gをキャッチし、この日の大会ファーストヒットを飾る。圧巻だったのは10時前からのラッシュだ。1,550gというスーパーキッカーをキャッチすると、立て続けに1,400gクラスを追加し、あっさりとハイウェイトでのリミットメイクを達成。

この日、他の選手たちがタフコンディションに苦しみ、リミットメイクすらままならない中、青木選手の勢いだけは止まらない。その後も1kg弱の個体を2尾追加し、朝イチの740gを970gの魚に入れ替えに成功。合計5尾を釣り上げた。他の選手が選ばなかった、あるいは攻略しきれなかった「北浦」というエリアを「完全攻略」してみせる離れ業で優勝を果たした。

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JB TOP50 AOYとの二冠、そしてV3

この勝利により、青木大介選手は今シーズンの「JB TOP50 年間優勝（AOY）」に続き、Basser Allstar Classicというビッグタイトルも手中に収めたことになる。オールスターでの優勝は2014年、2015年の連覇に続く自身3度目。名実ともに今年度最強のトーナメンターであることを、これ以上ない形で証明してみせた。

激戦を戦い抜いた猛者たち

準優勝は川村光大郎選手。初日に一般アングラーにも馴染み深い「将監川」で2kgクラスのモンスターバスを仕留め、観客を大いに沸かせた。続く2日目も将監川を攻略し、1kgクラスを連発させる見事なアジャスト能力を披露。優勝した青木選手の爆発力にはあと一歩及ばなかったものの、その卓越した勝負強さとパフォーマンスは、今大会のハイライトの一つとなった。

川村光大郎